第51回全国研究大会in九州

ご挨拶

会長挨拶

一般社団法人日本産業カウンセラー協会
会長 田中節子

「2022産業カウンセリング 第51回全国研究大会in九州」を2022年6月18日(土)にオールオンラインで開催する運びとなりました。

2019年は協会創立60周年記念大会「第49回全国研究大会in関西」、そして昨年2021年は「第50回全国研究大会in東北」と担当支部の皆様に企画準備を頂きましたが、新型コロナウイルス感染症拡大により2年続けて中止とせざるを得ませんでした。関西支部、東北支部の思いを託された九州支部は、今年は何があっても必ず開催するという強い決意のもと、大会初の全面オンラインという実施形態を選択いたしました。

これまで遠方での開催であることや障がいがあるためになかなか参加できなかった皆様にも自宅から気軽に参加していただけます。全国の会員と同じ時間を共有する心地よさを味わってください。

今回のテーマは「共生社会を目指して~時代とともに寄り添い続ける私たち~」です。多様性を承認し活動している産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの皆様には言わずもがなですが、この社会には、同じ人は誰一人いません。共生社会とは、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、それぞれの違いを受け入れ、相互に支えあい、お互いの人生を活かし合う社会のことです。

では、そんな共生社会の実現を目指すためにはどうしたらよいのでしょうか。 一般には「環境のバリアフリー」と「心のバリアフリー」をおこなうことで実現すると言われています。環境のバリアフリーは、近年、国や企業等での取り組みが進んできていますが、本当に難しく時間がかかるのが心のバリアフリーではないでしょうか。私たちは、一人一人がそれぞれ心のバリアをもっています。私は、心のバリアフリーは、まず自分がどのような心のバリアを持っているのかに気付き、自分とは違う体の特徴や心の特性、考え方を持つ人に積極的に関心を持ち、理解しようと寄り添い認め、違いから学ばせてもらうコミュニケーションが大事だと思っています。クライエントから教えていただく姿勢です。本大会が、あなたが目指す共生社会実現のために自分は何ができるのかを具体的に考え行動を起こすきっかけとなれば幸いです。

最後に全国どこからでもご参加いただけるというオンライン開催でのメリットを存分に活かして、参加しやすく「参加してよかったね」と笑顔になれる大会になるよう引き続き尽力してまいりますので、できるだけ多くの会員の皆様にご参加頂きますことを心よりお願い申し上げます。

九州支部長挨拶

一般社団法人日本産業カウンセラー協会
実行委員会委員長・九州支部支部長 遠藤陽一

皆さま、こんにちは。

本サイトにお越しいただきありがとうございます。6月18日(土)、第51回全国研究大会開催のサイトをオープンしました。

前回、九州での開催は、2006年第36回「働く喜びを育て活かそう~人を支える産業カウンセラーの役割~」でしたので、16年ぶりの開催となります。また、関西、東北と2年続けて中止となったことを踏まえ、必ず実施できること、そして安全に、かつ、遠方からでも気兼ねなく参加できる形として全面オンラインで実施する運びとなりました。

さて、第51回大会は「時代とともに寄り添う私たち~共生社会をめざして~」をテーマに掲げております。どのような時代にあっても、その時代時代にあった形で、私たち産業カウンセラー、キャリアコンサルタントはそこにあり、さまざまな人たちが生きている中で、それらの人たちに寄り添い、信頼と安心の社会をつくっていく一助として存在し続けていく役割が、私たちにはあります。

そこで基調講演には、本テーマに合致した多様性を原動力としている企業、ソニー・太陽株式会社の盛田陽一社長をお迎えしております。生産技術者として自動化のエッセンスを入れて、どのように人を活かしたものづくりを実現されてこられたかをお話いただく予定です。また分科会では、SDGs、人生100年時代、ウィズ・コロナといった今まさに旬な話題を盛り込んだ5つのテーマを用意し、皆さまをお待ちしております。

本大会は、「九州はひとつ」をモットーに実行委員会が中心となり、各地域の会員の方々の協力を得ながら、準備を進めております。この大会をとおして、次には、実際に九州各地を訪れたくなることを願い、協会の仲間っていいねと思っていただけるよう準備に努めてまいります。

最後に、数多くの会員の皆さまや興味を持っていただいた方々が集まる場となり、おおいに盛り上げていきたく、ご協力よろしくお願いいたします。

なお、今大会の基調講演は、会員の皆さまには「みなし資格登録更新研修」となることを申し添えます。

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